先週雪が降ったとは思えないほど、今週は暖かい日が続いていますね。
スタジオの駐車場の一角でも、スイセンの花が満開です!

スイセン

明日からの週末、この陽気に誘われて出かける人も多いのかな。
いやいや、年度末で忙しさマックスだったからゆっくり休みまーすという人もいそうですね。
そんな週末時間のある人のために、スタッフおすすめの映画や音楽、小説などを紹介する【週末エンタメ】のコーナーを初めてみようかと思います(ネタ続くかな?)
紹介するのは当店スタッフ。
ま、そこはスタジオスタッフですから、音楽やバンドに関わりのあるものを集めてくると期待しています(集めてきてね←業務連絡)

第一弾は、当店のキーボード・作曲担当スタッフ ゴトウがおすすめする、こちらの映画!

 

映画『アマデウス』 1984年 アメリカ

アマデウス自分で曲をつくったことのある人なら、誰でも思ったことがあるんじゃないでしょうか。
「次から次へとメロディが浮かんできたらどんなにいいだろう!」
頭の中に楽曲が溢れるように次々と思い浮かぶ、次のフレーズどうしようなんて悩みとは無縁の、まさに”神に愛された天賦の才”。
もしもその才能が、自分ではなく、身近な人物(同じバンド仲間とかね)に宿っていて、しかもそれが「なんでこんな奴に!」って思うような身勝手で非常識な奴だったら――

この映画は、そんな”神童”モーツァルト(ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト)の後半生を描いたもの。
脚本家のピータニ・シェファーが「モーツァルトの伝記映画ではなく、事実にもとづくファンタジー」と言っているとおり、学校で習ったモーツァルト像とはかなり違った視点で描かれています。

物語は、同時代でライバルの宮廷音楽家アントニオ・サリエリの回想から始まります。
エリート作曲家だったサリエリの前に現れたモーツァルトは、宮廷からの注文に四苦八苦して曲をつくりあげるサリエリとは違い、インスピレーションだけで次々と美しい音楽を作曲してしまいます。
しかも、その才能とは裏腹に、当の本人はとんでもなく幼稚で下品で傲慢な若造!
あぁ、こいつさえいなければ!(あるある)
嫉妬と怒りと苦悩のあまり、サリエリはモーツァルトを死に追いやろうとある計画を立てます・・・

と、サスペンス風味たっぷりの作品。
クラシックに興味がなくても、もし自分のまわりにこんな奴がいたらウザイだろうなと妄想しながら楽しめます。
もちろん、モーツァルトの曲もふんだんに使われているのでクラシック好きにもおすすめ。

「モーツァルトは譜面に起こすのが追いつかないほど、頭の中に楽曲・メロディがどんどん湧き出てきたというのは有名な話ですが、思いついたフレーズを音として外へ出すために即興で演奏するシーンが、今でいうジャズセッションライブのようでカッコイイ!」
とは、ゴトウちゃんの評。

というわけで、ジャズファンにもおすすめな作品ですね。

それでは、よい週末を!